『「会社というモンスターが僕たちを不幸にしているのかもしれない。」を読んで』

/ 4月 29, 2018/ 未分類

サイボウズの社長の青野さんが書いた「会社というモンスターが僕たちを不幸にしているのかもしれない。」を読みました。

会社の広告宣伝という意味で本を書いている部分もあると思うのですが、青野さんが世の中に対して実際に感じていることが書かれていて、共感できるところが多かったです。

ニュースで夫婦別姓などの問題に取り組まれているニュースを見ると、上場企業の社長としての役割を通してだけでなく、その他の面でも世の中を良くしたいと考えて、行動されている方なんだろうな。という印象を感じます。

著書を読んでいて、あぁ、これはかっこいいですね。と思った部分がいくつかあるので、自分の考えと共にご紹介します。

(引用開始)
つまり、よく見ておかないといけないのは、カイシャというモンスターのブランドやイメージではなく、生身の人間である代表取締役が本当に信頼できる人なのかどうか。そこを間違えると、知らぬ間に搾取されていたり、仕事が全然楽しくなかったりしてしまうわけです。
(引用終了)

で、その後の章が「イケてない代表の元で偉くなっている人は、たいていイケてない」と続いて行きます。大企業のサラリーマン社長さんを全体的に批判をしている内容が続くんですが、批判しているということは、「私は信頼できる経営者で、私はイケてる社長、私の会社で働けば知らぬ間に搾取されることもないし、仕事が全然楽しくないこともない。」と批判を通して主張している。ということになるわけで、自分の経営に関する考え方、実践にとても自信を持っててすごいな。かっこいいな。と素直に思いました。

また、雇用に関する価値観もちょっとかっこいいです。

(引用開始)
 少子高齢化が進む日本は、今後、慢性的な人で不足になることが予想されています。つまり、ある会社が「たくさん雇用する」ことは、他の様々なカイシャの採用活動の妨げとなります。よかれと思ってたくさんの人を雇用しているにもかかわらず、他のカイシャにとって、また社会全体にとっては迷惑行為になる可能性もあるのです。
(引用終了)

上記の文章の後に、雇用している人数に着目するのではなく、どのように活用されているかに着目すべきであるとのべています。1人1人の個性に注目して、その個性を活かすことができている会社が良い会社で、「すごい雇用」とは、「他の会社では採用されない人」とか「制限が多い人」とか「採用するのに勇気がいる人」を採用することだと書いています。

私も、私自身も含めて、働いている個々人がどうしたら最大限自分の力を出すことができるのか(もちろんいろいろな制限や制約の中で)、を考えていて、個々人にとって自分の力が最大限発揮できた。と思える人生が良い人生だと思うので、青野さんに雇用観にはとても共感できました。

青野さん自身が会社の立ち上げ時には、長時間労働、ハードワークの人間でサイボウズ自体もそういう企業文化を持っていた会社だったと言います。ある時に今のままではダメだと思って企業の価値観をまるっきり変えてから会社が良い循環に入ったと他の著書で書いているのを過去に読みました。

自分の価値観を時代に合わせて素早く変えていけるということも凄いことだと思います。

また10年、20年後には日本の労働観も大きく変わっているはずです。
その時には、私も40代、50代になっているわけですが、柔軟な価値観を持って会社を経営できていれたらな。と思います。