『知らないと恥をかく世界の大問題9』池上彰著

/ 8月 15, 2018/ 未分類

正直、世界史や世界の地理の知識が全然なく、現在の世界で起きてる問題も過去の歴史の延長線上のものだと考えると現状の世界の問題についての知識も不足していると感じています。

そこは池上彰さんの力を借りて補おうと、『知らないと恥をかく世界の大問題9』を読みました。

著書では、トランプ政権、イギリスのEU離脱、イスラム世界、北朝鮮、安倍政権とニュースで取り上げらることが多い世界と日本の問題について分かりやすく説明されています。

また、読んでいて気づかされたのは、私自身は、グローバリゼーションとテクノロジーの発展で世界がより良くなると信じているのですが、世界を見るとグローバリゼーションとテクノロジーの発展によって、世の中(個々人の生活)が悪くなると考えている人が多くいるということです。

例えば、グローバリゼーションによって移民の問題や、移民による治安の悪化や失業率の上昇、安い製品が入ってくることによる国内産業の圧迫や、テクノロジーの発展による単純労働の減少、それによる失業率の上昇、賃金格差の拡大などです。

また、グローバリゼーションとテクノロジーの発展により恩恵を受けられるのは、高等教育を受けたグローバルで働ける人やテクノロジーの知見がある人に限られるという考えにより、反グローバルや反テクノロジーの思想を持つ方が増えています。

それによって多くの国の国民が反グローバルの自国ファーストのマニュフェストを掲げる政治家を選挙で選んでいる状況があります。

池上さんは、世界経済は繋がっているから反グローバルの自国ファーストの政策を推し進めれば、結局、自国にもその損害が返ってくる。それに多くの国の国民も気づき始めて、また揺り戻しがあるだろうと書いてますが、、、マクロの視点で世界経済全体が良くなったとしてもミクロの視点で自分の生活が良くならなければ意味が無いと考える人は多いはずです。グローバリゼーションやテクノロジーの発展により恩恵を受ける人が人口でみたらマイノリティーであるエリート層に限られるのであれば、グローバリゼーションやテクノロジーの発展を望む人はいないはずです。

そもそもグローバル化やテクノロジーの発展によって国が良くなるのか、国が良くなるとはどういうことなのか、国として国民への分配ルールはどのようにするのが最善なのか、改めて考えて見る必要があると思えました。