『採用時のミスマッチが無くても3年で辞める』

/ 2月 17, 2018/ 未分類

企業のインターン生の受入れ支援をしているので、採用や社内の労務管理体制などについて興味があり、公私問わずお会いした方にはそういったことを聞くことがあります。

先日、当社に営業に来られた方に、「今のお仕事はどれぐらいされているんですか?」と聞いたところ、「まだ1年目です。」という回答が返ってきました。

「入社した後にミスマッチを感じたことは無かったですか?」と聞いた所、「あんまり無かったです。」という回答。

理由を聞くと、内定が出た後に会社が内定者を集めて定期的にイベントを企画してくれて、それに参加する中で同期や先輩とも仲が良くなり、また仕事のことも気軽に聞けたので入社してから仕事が思っていたことと違う。というのはほとんど感じていない。ということでした。

インターンに限らず入社前に実際に一緒に働く人と、交流があるというのは、ミスマッチを解消する手段の一つとして有効なのだな。その方の話しを聞いてあらためて思いました。

その後、「これからキャリアとか、将来どうされたい。とかってあるんですか?」と聞いたところ、

「はい。3,4年は今の会社で働いて、そうしたらその経験を活かして別の会社に転職しようと思っています。」

と回答が返ってきました。

この回答にはちょっとびっくりしてしまいました。
ミスマッチを感じてないのに転職を考えているのはなんでなのだろうと。

会社側からすると新卒採用して3~4年で転職してしまう方がいると、ちょっと会社に合わない人採用しちゃったのかもね。と考えることが多いと思います。長く働いてもらいたかったのにちょっと仕事できるようになったと思ったら辞めちゃったね。という感じです。会社側からするとミスマッチのある採用をしてしまった。という評価になります。

ですが、今回話を聞いた側からすると、おそらく入社の時点でそもそも3~4年経験積んだら転職しようと思って採用されているわけです。なので採用される側からすると採用のミスマッチは無いということになります。もともとそういう希望を持って会社に採用されているわけです。

私が新卒での就職活動をしていたのは、ほぼ10年前なのですが転職を前提に就職活動していた方は少なくて、一生働くかもしれない会社に入るのだから会社を慎重に選ぼうと考える方が多かったように思います。

仕事で関わりがある20代前半の方数名に上記のエピソードを話したら、確かに新卒で入った会社でずっと働くという風に考えて就職活動はしていなかった。と言っており、今は、転職ありきで一社目を決める人も多いのだと気づかされました。

就職する側のニーズが10年で変わってきた。ということなのですが、そのニーズに合わせて採用する側の会社の方も変わっていく必要があるように思います。

数年での転職を前提に入社してくる社員が多いとなれば、会社としては人が入れ替わっても業務がこなせるような仕組みを構築する必要があります。また、転職を前提に入社してくる社員が、転職を思いとどまるような制度、残ってもらいたい人に残ってもらえるような仕事の割り振りや待遇やチーム作りなどを考えていく必要があります。

インターンの導入を進めることで採用時のミスマッチは減らせられると思いますが、採用後のミスマッチについては別で取り組みを考えていかなければいけません。